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インサートチップ刃Q&A

インサートチップ刃についてよくある質問にお答えます。

Q1.帯鋸の板厚管理が必要とありますが、どのような管理が必要か?
 
A.一般に市販されている19G帯鋸の厚さは1.01〜1.09ミリまでのばらつきがあります。
  この中でインサートチップ刃が装着できるのは1.04〜1.07ミリです。
   帯鋸購入時にミルシート(成績表)で確認して下さい。寸法が記入されています。
  タングステンチップ刃5とステライトチップ刃は鋸厚管理不要

Q2.チップ刃の装着講習はどのくらい掛かるか?
 A.最短で終了された方は、45分でした。普通は2時間程度です。

Q3.厚さの違う帯鋸2種類を使用しているが問題はないか?
 A.帯鋸を同じ厚さにすれば在庫管理が簡単になります。
   弊社では製材機プーリー直径900ミリにも19G帯鋸を使用しています。

Q4.耐久性はステライトの2倍とあるが、石等についての耐久性は?
 A.石などを切削した場合、製材機に帯鋸を取り付けた状態で
   破損刃を取り外し、新たなチップ刃を装着することもできます。
   帯鋸歯が破損した場合は、従来のように溶接肉盛り、削り加工修理します。
   破損刃が多数の場合は、未破損刃を取り外し入れ刃用に使用します。
   タングステンチップ刃はNo5,10,30と硬さが選べる

Q5.従来の研磨機で再研磨可能とあるが、
                   ハイス材は研磨が困難ではないか?
 A.チップ刃の熱処理工程で乾式研磨が可能にしてあります。
  目立機専用砥石(4,600円)を用意していますが、メタルCBN砥石を推奨します。。
       (目立基本知識ページを御覧ください)
  弊社では、丸鋸チップソー研磨機(湿式)を使用して再生研磨をしています。
   これまでの最高は、再研磨を25回された方がおられます。
  (ただし一工夫されていました。詳しくは澄川技研さんに問い合わせ)
   タングステンチップ刃はNo5  従来の砥石研磨可能
     タングステンチップ刃はNo10 メタルボラゾン砥石研磨
  タングステンチップ刃はNo30 乾式研磨不能

Q6.チップ刃の交換が簡単とあるが、使用中取れたりしないか
 A.正常に切削していれば問題は起きませんが、
  ねじり振動(帯鋸ワレの原因)が発生している場合は脱落することがあります。
        鋸幅を変えると解決します。
  異物を切削した場合、帯鋸歯を破損させないために脱落するよう設計されています。
  ステライトチップ刃は高靭性で破損が少ない

Q7.歯喉線の下にくぼみがあるが、どのような加工が必要か?
 A.本来は帯鋸に溝加工した状態で販売しますが、従来から使用されている帯鋸を
   チップ刃用にする場合は、専用砥石(2,000円)を目立機に装着して加工します。
   加工時間は3時間程度です。

Q8.製材中にチップ刃が欠けた場合、
            取り替え装着したチップ刃の高さは問題ないか?
 A.弊社では装着後、研磨加工を行わないで切削していますが、問題はありません。
  再研磨は歯背部の研磨量は少なく、歯喉部の研磨で角を立てます。
               (インサートチップ刃の長さ変化が少ない)
  再研磨回数に合わせた入れ刃用チップ刃を準備すると簡単です。
  製材中の帯鋸は、前後しながら切削しているので鋸の高さ精度による影響が少ない。
  鋸の前後振動が同期している場合、同じ場所の歯だけが切削しているので長切れしない。
  全体にばらつきがあれば高い歯が先に磨耗して、切削する歯が交代していく。

Q9.チップ刃の側面角度は変えることができるか?
 A.従来の側面研磨機を利用することで角度変更は可能です。
   但しチップ刃側面を削ると強度が低下します。
    特注生産により対応可能

Q10.凍結材を製材する時はアサリ幅を狭くするが、問題ないか?
 A.弊社では再研磨によってアサリ幅が狭くなったチップ刃を再利用しています。
  8回程度再研磨すると、Aタイプチップ刃(アサリ幅2.2ミリ)は1.7ミリになります。
  同じくBタイプチップ刃(アサリ幅2.5ミリ)は、2.1ミリになります。
  特注生産により対応可能

Q11.チップ刃を再研磨しても硬度は落ちないか
 A.このインサートチップ刃は全体に粉末ハイスを使用、真空焼き入れ窒素冷却をしてあります。
  チップ刃内部も同じ硬度になっています。
  ただし再研磨時にテンパーカラー(焼け)がでるような研磨をすると
                               焼鈍して硬度低下を引き起こします。
 タングステンチップ刃は超硬材を使っているので焼きが入らない

Q12.帯鋸19G以外に対応できますか?
 A.現在は19Gのみ対応していますが、17G・18G用を開発中です。
  またインサートチップ刃装着専用帯鋸も開発中です。
2013年4月から22Gから16Gまでの鋸厚に対応
 18G以上は高速製材対応

 


<岩崎目立加工所> [http://metate.co.jp/]
お問い合わせ:info@metate.co.jp